三国志 (吉川英治)

作:吉川英治
講談社文庫ほか
 
数ある吉川英治の作品から、私のイチオシは宮本武蔵ではなく三国志なのであります。
試験中に読み始めてハマったため、ひどい点数をとって親の怒りを買い、一時的にとはいえ家庭教師をつけられるはめになった苦い思い出つきの作品。もうこうなると、ほかの作品も読みたくてたまらない。図書館に吉川英治作品集を見つけてしまったから、さあ大変。宮本武蔵はもちろん、ほぼすべての作品を読破するのに時間はかかりませんでした。それでもやっぱり、三国志が一番好きです。何度も読み返してボロボロになったので買いなおしたくらいです。もう少し古文漢文で出題されたら、一石二鳥だったのに・・・
その後、漫画・二次小説・映画・ドラマも含めて、いろんな三国志に触れましたが、やはり吉川英治さんの文体が好きなせいか、最初に読んだせいかイチオシになってしまいますね~。三国志自体が演義用の創作で、史実でない部分があり、それを更に吉川さんがご自身の解釈を加えて書いたものと知ってからも、その魅力は失せないのでした。
好きなキャラは趙雲子龍です。賢く、強く、劉備様ひとすじ・・・いや、他の皆さんも劉備様ひとすじなんですけど、何故か一番そんな感じがしてしまう。どうしても劉備チーム贔屓に。作家の思うつぼなんですかね。曹操や司馬懿は敵対キャラなので、なかなか感情移入がしづらかったです。トップの資質としては曹操や司馬懿が良いのかなと思ったりしますが、なんだか人間的に少し悪く書かれてるじゃないですか。「こんな殿に使えるのはイヤだ」とか言って出奔する人もいるので、あまり離反されない劉備のほうが「いい人」なのかなあと思ったり。よく読むと、劉備も相当なもんですが、演義が勧善懲悪になってるためか、悪い印象がゼロです。
いまだに読み直すとノンストップな作品の一つです。吉川先生が生きてたら、おしかけて行って一言お礼を言いたいくらい

三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)
講談社
吉川 英治

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