二重螺旋

作:吉原理恵子
画:円陣闇丸
キャラ文庫 (BLです)
あらすじも書いていますので、未読の方はご注意ください。

二重螺旋シリーズはキャラ文庫でも人気作で長く続いてるシリーズですが、当初は数年おきの発刊という、カメカメ状態だったので、誰もこんなに長く続くとは思わなかったのではないだろうか。毎回、もう次はないのかなあ・・という諦めの気持ちを持ちつつ待っていたシリーズとでもいいましょうか。最近は、発刊ペースが上がりましたが、お話の方がカメカメ状態に・・
第一作「二重螺旋」は時間軸がメチャメチャなので、頭の中で時間通り並べなおさなくてはいけませんでしたが、それでも第一作が一番強烈ですね。これでもかと続く家庭の不幸。もうね、尚人がグレなかったのが不思議で仕方ありません。4人兄弟で一番目立たず、我慢強かった描写がありましたが(でもキレると怖い)、幼少から忍耐力を鍛えられていたのかなあ・・
尚人目線でみていくと、まず幼少期から他の兄弟3人におされて影が薄い。
カリスマ的美貌、スポーツ万能、人心掌握に長けてと欠点ゼロの長兄、正統派美人で気が強く頭もいい姉、やんちゃ系で皆に可愛がられる弟。当然、周囲は他の3人を褒め称え甘やかし・・もう、ここで既に涙が出そうです。
そんな尚人の心の支えが、長兄の雅紀。雅紀が尚人を溺愛するので、姉の沙耶加が「あたしのお兄ちゃんなのに」と怒りをぶつけるほどです(尚人や祐太のお兄ちゃんでもあるんだよ、沙耶加ちゃん
尚人が中学生の時、父が愛人と失踪します。極悪な父が養育費を家に入れないため、一家は極貧生活に。
母は働きに出ますが、体調を崩し、更に精神も病んでしまい、雅紀と関係をもってしまいました(母子相姦!ひい~!)。その関係している現場を目撃し(ひ~!)、狂乱した沙耶加が、「お母さんなんて死んじゃえ!」と罵り家を飛び出します。その翌朝、母は死亡・・・もう、やだ・・・沙耶加はその後、母方の祖父母の家に落ち着き、家には二度と寄り付かなくなります。
両親がいなくなり、姉が出ていき、兄弟3人で暮らすようになるんですが、親戚とか誰か手を差し伸べたりはなかったのかなぁ。それじゃ話が続かないのはわかるんですが、ひどすぎて。
こんな状態で、家事をしながら進学校に通う尚人が健気すぎる。引きこもりの弟は部屋から出てこないし、兄は仕事で家にほとんど寄り付かず、たまに帰っても何故か冷たい態度。姉のように親戚を頼りたくても、尚人は自分が可愛がられてないという意識があるから、どこも頼れません。もう、涙もちょちょぎれそうです。
そして、尚人が高校1年生の夏。泥酔した雅紀に強姦されてしまいます。心の支えだったはずの兄の雅紀から、この仕打ち・・・そうなんです。これはBLなので、どこかでそういう話にならなきゃなんですが・・・実は、雅紀はずっと以前から尚人に本気で欲情していて、切羽詰まったため家に寄り付かず冷たい態度をとっていたようなんですが、尚人はそんなこと知る由もありません。自分は捌け口にされてるって思ってます。雅紀がちゃんと尚人に思いを伝えないまま、なし崩しに続いていく関係がイタイです。救いがない!誰か助けて~~~

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