夜明けのヴァンパイア

作:アン・ライス(アメリカ)
翻訳:田村隆一
ハヤカワ文庫ほか

これは、表紙のトム・クルーズを見て衝動買い。本を読んだ後、映画も見ましたが、大変良かったです。逆に、映画を先に見ていたら、理解できなかったかも。それにしても、このころのトム・クルーズとブラピは美しい!素晴らしい!耽美な作品への出演ありがとう!キャスティングもはまってましたが、アントニオ・バンデラスだけは私のイメージと違ったなあ。だって、耽美イメージからは遠いでしょ。演じた役のアルマンは、天使のような顔で中身が真っ黒な設定だしさ(個人の感想です)。まあ、映画の話はおいといて・・・
吸血鬼ルイを主人公に、彼を吸血鬼にしたレスタト、途中で吸血鬼仲間にした少女クローディアの3人でお話が進みます。最重要ポイントとして、三人とも美しい。吸血鬼が美しくないなんて最悪ですもんね。
ルイはめちゃめちゃ繊細で、吸血鬼である自分を受け入れられず苦しむのですが、ルイのそういう所がレスタトには魅力だったようです。残酷。
二人の関係にお互いが限界を感じ始めたころ、少女クローディアを吸血鬼にすることで、レスタトはルイをつなぎとめます。レスタトを見捨てても、クローディアを見捨てたりはできないと踏んでるわけです。さらに残酷。
レスタトに惹かれつつ、クローディアも愛するルイ。同性愛&少女愛の吸血鬼なんて、かなりアブナいと思うんですが、ルイは真面目に苦しんでおり、なぜだか変態性が感じられないのでした。
こんなやり方で長続きするわけもなく、やがて悲しい破局を迎えることに。永遠の若さと命を保てる能力があっても、時代についていけずに自滅していく吸血鬼たちも書かれていて、なんだか哀れ。人の命を奪うことに嫌悪があるルイは、吸血鬼としては出来損ないですが、時代にあわせる能力があり生き延びます。現代アメリカに馴染んじゃってるルイに、記者がインタビューしながら話が進むというやり方は面白かったかも。
「レスタトシリーズ」として続編が次々と出版されているのですが、こちらはレスタトが主人公です。続編でレスタトとルイは再会するのですが、この二人、互いに伴侶だという意識はあっても全然BL方向にいかない。レスタトの恋バナばかりが綴られ、私のフラストレーションは限界点に。あまりルイは出てこないし、どんどんキャラが増えて訳がわからなくなるし、正直、萌えなしで膨大なページ数を読むの辛かった。メインカップルの甘々に興味がない腐ってない読者で、レスタトが好きな方は、続編も読んでみると楽しいかも。

夜明けのヴァンパイア (ハヤカワ文庫NV)
早川書房
アン ライス

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