双曲線 不響和音 千夜一矢

作:吉原理恵子
画:円陣闇丸
キャラ文庫 (BLです)
二重螺旋シリーズ第8・9・10作。直近3作まとめて、どん!
ネタバレありますので、ご注意ください。

双曲線(第8作)
篠宮家の3兄弟は家族として一応落ち着き、盤石の態勢ですが、周囲はまったく落ち着かない状況が続いてます。
全ての元凶は、やっぱり慶輔氏ですよね。彼が暴露本を出したため親戚一同に迷惑をかけたあげくに、記憶喪失になったからといって、平和だった10年前と同じ環境を求めるとは・・・根本的に自分勝手な男みたいですが、どうして愛人作って家出したのか、いまだにやっぱりわからないなあ。どうやら10年前の彼は、妻や子供のことを普通に愛しているようですから。一体何があったんでしょうね?父親面でしつこくアプローチする慶輔を、雅紀がバッサリ切り捨ててくれました。スッキリです。
それにしても、なんだかBLから遠ざかるばかりでなく、どんどん話が停滞しているような。

不響和音(第9作)
尚人の高校の文化祭で丸々1冊費やされた感じ。文化祭に来た零と祐太。もちろん別行動したかったようですが、天然な尚人は2人を連れまわしております。桜坂くんたち番犬トリオも出てきましたが、なんだか久々の登場に感じてしまふ。
しかし、引きこもりだった祐太が、カメラを手に文化祭へ来るなんて。尚人ともども私も感激です。立派になって。
雅紀は、尚人の文化祭に合わせて連休をとったようですが、忙しい尚人にはふられて、祐太にはバレて・・と、恋する男の情けなさも若干漂わせております。でも、文化祭が終わったあとの連休は・・・べろん、ごっくんと、いつも通り尚人は雅紀に美味しく食われてしまったのでした。

千夜一矢(第10作)
これまでは、零が尚人に一方的にアプローチしてたのですが、なんと尚人からも零を誘っています。零は喜んでますが、雅紀が怖いようです。私も雅紀が知ったらと思うと怖い。。。
雅紀の尚人への溺愛ぶりを知る加賀美も、「父が一人娘を嫁にやる心境かもな」と将来を心配してますが、いやいやいや!いいとこ突いてますが甘いです!まず、決して嫁になど出さない!そして肉親愛でもない!雅紀も尚人を縛っている自覚はあって、これから大学・就職と世界が広がっても自分を選んでもらえるだろうか・・と不安なようです。本当にね~~尚人の感情が、読者の私も今一つ掴めません。雅紀はもう、間違いなく絶対的な恋情ですが、尚人の方は孤独さから出発した肉親愛の延長のような・・どうなんでしょうね?
極悪な父、慶輔は愛人千里と二人であっけない最期。しぶとい印象があったので、あっけない感じが拭えない。生命保険がおりても欲しくないくらい嫌いな父って・・どうなんだろ。雅紀は手を付けたくないお金の使い道をみつけたようですが、一つは千里の妹の厄介払い、そしてもう一つは零の一家に恩を着せること。雅紀兄さん、怖い。まあ、援助する義理はないのに援助してるので、むしろ優しいと考えるべきなのか・・?
最後に、沙也加とタカアキが接触していて、イヤな予感を持たせつつ、記念すべき第10巻終了です。

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