椅子がこわい

作:夏樹静子
新潮文庫

言わずと知れたサスペンスの女王。TVドラマを見たことはあっても、実は読んだことがない・・という作家さんでございました。題名が変わっていたので目にとまり、作者名を見て「?」と思い、よく見たらサスペンスではなくてエッセイでした。ちょうど腰痛で苦しんでいたので、そのまま購入して電車で読むことに。なんか私って、こんなんばっかり・・でもBLは電車じゃ読めないし(擬音や挿絵がデンジャラス)、小説は中断されたくないし(乗り過ごした経験あり)、やっぱり電車内で読むにはエッセイがいいんですよ。
最初は「そうそう!腰痛ってこういう辛さだよね~、うんうん」と、激しく共感しながら読んでいたのですが、だんだん著者の腰痛は重症化。「え?夏樹さん、大丈夫?」というレベルにまで発展してゆくのです。もちろん病院に通い、リハビリにも励むのですが、良くなるどころか悪化するばかり。ついには執筆活動に支障をきたし始めます。
そして出た結論は・・なんと「心因性」!ストレスの原因は「作家の夏樹静子」!ひょえ~!流行作家の皆さんは、想像を絶するストレスに晒されておられるようです。
そんなバカな・・と半信半疑の著者でしたが、治したい一心から医師の指示通り、「夏樹静子」と訣別するため「夏樹静子の葬式」を出すことに。わかりやすいけど、すごい荒療治
この荒療治が功を奏し、腰痛がぴたりと治まった著者。いや~、よかったです。お葬式が大成功。この後、執筆しても大丈夫だったようですが、心因性だったことは間違いないようです。
ところでこれ、最初は腰痛放浪記は副題だったような・・何年も苦しまれたようなので、放浪記とつけたくなっても無理はないですが。きっかけはどうあれ、完治してよござんした。めでたし。

腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)
新潮社
夏樹 静子

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