薔薇王の葬列 1~5巻以下続刊

作・画:菅野 文
プリンセスコミック

中世イギリスで起こった薔薇戦争を題材にしたシェイクスピア史劇「ヘンリー6世」「リチャード3世」のパラレルみたいです。少女漫画なのに、表紙からしてダークな感じ。素晴らしい。
薔薇戦争って、日本人には馴染みがないですよね。私も薔薇戦争という名前だけは知ってましたが、それは「長くつ下のピッピ」で有名なスウェーデン作家リンドグレーンの作品、「名探偵カッレくん」というシリーズもので、作中に出てくる子供たちが「赤バラ」と「白バラ」に分かれて薔薇戦争ごっこをしている場面を読んで知っただけで、「何なんだろう・・まあ、カッレ君の話とは関係ないし、いいか」という認識でございました。スウェーデンの子供たちが「ごっこ」するくらい有名な戦争なわけです。日本史では、戦国時代のようなものかな・・そういえば時期も同じころだし。
主人公リチャードの父であるリチャード・プランタジネットがかっこよくて、きゃあ~パパ素敵~と喜んでいたら、すぐに他界されてしまい、主人公以上にガーン。パパ、本当にかっこよかったのに、あおり顔がイケてたのに・・惜しい人を亡くしました。主人公は、最初のぷくぷくした鬼太郎のような子供時代が可愛くて好きだったんですけど、成長とともに、某進撃のリヴァイ様のように、荒んじゃうわ、ちっこい体で殺戮に走り始めるわでビックリ。気のせいか、なんだか見た目まで似てきているような・・・
ヘンリー6世みたいなキャラは、正直あまり好みじゃないんですが、リチャードが好きなら仕方ないですなぁ。父という光を失い、母の愛が得られずに苦しんでいるリチャードの孤独を埋めてあげられるのは、意外とこんなタイプなのかも。それにしても同じ名前が沢山出てくるので、やっかいです。この時代の人たち、混乱しなかったのかなあ。
あと、個人的にジャンヌダルクは好きなのですが、これに出てくるジャンヌは、自分を捕えて死罪にしたリチャード・プランタジネットに恨みがあるのか、主人公の前に亡霊となって現れ、苛めてくるので好きになれず・・ジャンヌがこんな意地悪だなんてイヤだ~~
他の女性キャラは、いい感じです。母親のセシリーは冷たいし、マーガレット王妃は見事に黒いし、アン・ネヴィルは文句なしに可愛い。キャラがたっていて、皆さんお美しいので読んでて楽しいです。ストーリー自体は史実をもとにしているので、大筋は変わらないでしょうが、主人公リチャードが両性具有になっていることで、いろいろパラレルな妄想が広がりますよね~~続きが楽しみです。

薔薇王の葬列 1 (プリンセスコミックス)
秋田書店
2014-03-14
菅野 文

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