走れメロス

作:太宰治
岩波文庫とか(青空文庫だと無料で読めます)

太宰と言えば「人間失格」かもですが、小学生のときから読んだことがあるという理由で「走れメロス」をアップさせていただきます。まあ、小学生に人間失格は題名からして厳しいよね。。
小学生のときは単純に、メロスえらい!よく頑張った!めでたし!と思ったものでしたが、歳をとってから読むと、メロスって迷惑だなぁと思ってしまう。これは純粋な心を失った、ひねくれた感想なんでしょうか・・・
迷惑だと思う点をあげますと、
1)そもそも自分が犯罪を犯して処刑が決まっているのに、友人を身代わりに。
→2年ぶりに会って突然のお願いなのに快諾。友人、いい奴!
2)その理由は妹の結婚式に出たいから。
→いきなり明日結婚式しろと言われた妹と婿だが、おとなしく言うとおりに。妹夫婦もいい奴!
3)まさかの寝坊 (理由は結婚式ではしゃぎすぎ)
→あ~り~え~な~い~
4)全裸でカムバック
→友人の突っ込みに、ラストで赤面するメロス(腐注:変な意味じゃないです)
最初は、王の暴挙に激怒して、王を殺すことで解決しようとした短慮なメロスですが、災い転んで・・・王は人を信じる心を取り戻してくれたのでした。めでたしめでたし。猜疑心に駆られて人を殺めていた王の過去が気になりますが、想像で我慢するとしましょう。
ひたすらメロス目線で書かれているので、例によって主人公に同調するクセのある私は、メロス大変!頑張って!と思ったものでした。しかし改めて読んでみると、結構な性格のメロス。しかし、人間の弱い部分が上手に語られています。自分はもう十分頑張った、だからごめん、いやまだ頑張ろう・・といった葛藤がネチネチとですがテンポよく綴ってあって、そこがまた作品の味でもあるんで、困ったもんだ。
太宰の完全なオリジナルではないのが残念ですが、超短編でページ数が少なくて読みやすいし、誰もが納得の秀作でございます。皆様も久しぶりに読んでみてはどうでえしょうか?




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