菊花の約

作:上田秋成?
雨月物語の中から、有名なこちらを抜粋

無謀にも、古典の感想に挑戦です。
BL好きの友人が、怪しい古典があるといって教えてくれたのですが、どうなんでしょ。これって古典BLの枠にしていいのか?あからさまな表現はないから、衆道と言い切れないと思うんですが・・・それとも、この時代の衆道は当たり前で、説明不要なんですかね?腐った目線でレビューしていきますと、、、
知人の家で寝ている行き倒れの赤穴宗右衛門を、看病する左門。見知らぬ他人に必要以上に親身になっています。一目惚れか?
元気になった宗右衛門と左門は気が合って、兄弟の契りを結びます。コレがそうだと言われても、なんだかねえ・・盛り上がりに欠けますな。左門は自分の母に宗右衛門を会わせて、兄弟の契りを交わしたと説明しているのですが、左門母はすごく喜んでるし。息子が念弟になって、母は喜ぶものなのか?だいいち、狭い家でそんなことしてたら、筒抜けで夜とか大変・・・(以下自粛)
故郷の出雲に一度戻って様子を見て来たい宗右衛門は、「必ず戻ってくるから」と左門と約束。ここで、左門は日にち指定を要求。やはりこの辺が恋人感覚なんすかね?宗右衛門は「菊花の節句までに帰る」と約束し出立します。
約束の日。そわそわと歓迎の準備をする左門をからかう母。やはり、母親公認なのか?しかし宗右衛門は、帰ってこず、がっかりする左門。ところが、夜も更けたころに宗右衛門が現れた。約束を守ってくれた!と喜ぶ左門だが、なんとそれは宗右衛門の幽霊だったのだ!幽霊の宗右衛門が言うには、出雲は尼子家に代替わりしていて、いとこの赤穴丹治が尼子経久に目通しさせてくれたが、士官を断ったため松江城に幽閉されてしまい、約束の日までに生身では帰れそうになかった。約束を守るために自決して、魂だけで一日百里を走り帰ってきたのだ・・と告げて消えてしまう。
悲しみにくれる左門でしたが、遺骨を引き取りたいと出雲へ向かいます。出雲に着くと、宗右衛門のいとこ赤穴丹治を訪ねて、「お前が兄上を殿様に引き会わせたから、こんなことになったんだ!何故うまく逃がしてあげなかったんだ!」と抜き打ちで斬殺。かたき討ち?ちょっと逆恨み気味ですかね?
左門はそのまま逐電しましたが、殿様の尼子経久は、左門を哀れに思って後は追わなかったようです。
この2人がデキてるかどうか、全くわからなかったなぁ。弥次喜多道中を読んでもピンと来なかった私なので、仕方ないか。そんなことよりも世間様では、文頭と文末にある「軽薄の人」は一体誰なんだ・・という方が謎になってるようです。
約束の日を強制した左門か?
自決した宗右衛門なのか?
宗右衛門を窮地に追いやった赤穴丹治か?
文末だけ見たら赤穴丹治が悪いみたいに思えますが、文頭では途絶えて訪れはないとあるので、やっぱ宗右衛門?守れないかもしれない約束をして、死に急いだから?それとも、軽薄な人だったら約束を守れないけど、宗右衛門みたいな律儀な武士は命をかけても約束を守ってスゴイ!親交を結ぶなら、宗右衛門みたいな人じゃないと!と言いたいんでしょうか?うぬぬ。よく、わからん。
読みにくい文章を一生懸命読んだのに、萌えどころがなくて悲しかった。でも、読んで面白かったからOKです。


改訂版 雨月物語―現代語訳付き (角川ソフィア文庫)
角川学芸出版
上田 秋成


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