模倣犯 全5巻

作:宮部みゆき
新潮文庫

文庫で5巻にもおよぶ長編!単行本は上下巻で1冊がすごく分厚くて、読むのに気おくれしました。しかし、面白いので一気に読んじゃいました!分厚くてもへっちゃら~!
ピース・浩美・和明の関係性の描写がたまらないですね。一途な和明、コンビ気分の浩美、実は自分のことしか考えてないピース・・・見事に誰も気持ちが通い合っていません。
最後の最後に開眼したヒロミが、ピースのあくどさ・和明の誠実さに気付くのですが、とき既に遅し。。ピースの罠にハマった二人は仲良く残酷な最期を遂げてしまいます。。
お話は面白いのですが、ピースと浩美があまりにえげつないし、他の登場人物も決して可愛いキャラとはいえず誰にも感情移入ができなかったためか、読後感は良くなかった。人間の負の部分を描いておられるようですから仕方ないのですが。そこがまた、なんとも。。
とにかく、まったく好きなキャラがいないのに、これだけ面白く読ませてくれる宮部氏の手腕は素晴らしいです!

ちなみに映画化されていますが、映画の方は酷い出来です。キャスティング自体は悪くないのですが、森田監督が主役の中居さんを美しく撮ってるうちに虜になってしまい、悪役にしたくなくなったんじゃないのか・・と思うくらい特に後半で変な脚本になってしまっています。残念。

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