作:小池真理子
ハヤカワ文庫ほか

うっかり夜読んだりしようものなら、怖くてトイレ行けない、おしっこちびりそう・・という、私が敬愛する女性作家は国内に数名おられるのですが、そのうちの1人であられる小池女史。
やはり代表作「恋」は外せないですね。直木賞受賞作。これは、おしっこちびりそうな怖さはないんですけど、ある種の恐ろしさがある作品でございます。題名から、この内容を想像するのは難しい。でも、読んだ後なら、この題名でよいと思えます。ちょっと長いので、読み直す時につらいかな。
片瀬夫妻みたいなケースって現実にありえるありえる・・ありえないけどと思いながら読みました。だって公にできないもんね。最終的には、ノンフィクション作家であるはずの鳥飼さんでさえ、秘密を墓場までもっていくみたいですし。
片瀬夫妻との魔のトライアングルに引き込まれる主人公の女子大生。ちょっとアルバイトするだけだったはずなのに、深みにはまって引き返せなくなっていきます。ちょっとした事の積み重ねから、殺人にまで発展する恐ろしさ。でも、殺された間男にはまったく同情できないのでした。殺した布美子視点の語り口のためか、すごく嫌な奴にしか思えませんです。主人公に感情移入する、私の悪い癖が出てしまいました。
小池先生、これからも怖い作品、怖くない作品、どちらも期待しております!

恋 (新潮文庫)
新潮社
小池 真理子

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