三銃士

作:アレクサンドル・デュマ・ペール(フランス)
訳:生島遼一ほか
岩波文庫ほか

合言葉は、「1人は皆のために、皆は1人のために」。名言ですね。
最初に読んだときは、「三銃士というよりダルタニャンの話じゃん」という印象でした。そしたら、これは「ダルタニャン物語」の第一部で、ほかに第二部「20年後」、第三部「ブラジュロンヌ子爵」があったのでした。なんなのよ、もう!でも、続きがあったのを知ったときは嬉しかったなあ。年をとっても、元気に活躍するダルタニャンと三銃士。
どこまでも主人公タイプのダルタニャンが好印象。若くて向こう見ずだけど、結果を出す男。そんなダルタニャンが可愛くてたまらないアトス・ポルトス・アラミスの三人。腐らなかった自分が不思議だ・・・あれだ、あまりにも4人がそれぞれ沢山の女性たちと恋多き生活をしているので、腐れなかったんだな。妄想が入るすきがないほど、次々に恋をしていく4人。
第一部「三銃士」では、王妃アンヌとバッキンガム公の恋が事件の主軸になってます。男性だけじゃなく、女性も恋しまくりで大忙し。そもそも、主人公が恋する相手は夫がいるボナシゥ夫人・・・知人の妻を好きになったと苦悩してもよさそうなのに、あたり前のように両想いになって、周囲も二人は恋人同士だという認識で動いているのが、若いころは読んでて不思議でした。他の銃士たちのお相手も、○○夫人だの△△夫人だの・・・こいつら、未婚女性に興味はないのか?でも、恋人のボナシゥ夫人がアンヌ王妃の侍女だったり、銃士たちの恋人が宮廷に出入りする貴族だったりするからこそ、話も広がってくるんだし仕方ないか。恋の駆け引き、政治や陰謀、戦争での活躍などが、4人の熱い友情といい感じで絡み合って楽しうございました。
第二部、第三部は結構長いので、その後の4人のことを知りたいけど長いのはイヤという方は、「仮面の男」(鉄仮面の話が主体で1冊にまとまっている)を読むと楽ですが、絶版ぽいので古本をお探しいただきたい。長いの平気でちゃんと読みたい方は、講談社文庫から「ダルタニャン物語全11巻」が今もブリブリ発売中のようですよ。

三銃士〈上〉 (岩波文庫)
岩波書店
アレクサンドル・デュマ

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