カーテン

作:アガサ・クリスティー
訳:清水俊二ほか
ハヤカワ文庫
ややネタバレ。未読の方は注意してください。

アガサ・クリスティー作品では、以前に感想を書いた「そして誰もいなくなった」が好きなのですが、「じゃあ、ポアロもの、ミス・マープルものではどれが好き?」という話が、先日持ち上がりまして、うむむむ・・と悩んでしまいました。
ポアロものは、あまりにTVドラマのデビット・スーシェ氏がはまりすぎていて、切り離して考えることができないのですよ(あと、日本語吹き替えの熊倉一雄氏も!はまりすぎ!)。もはや文章だけで判断ができない・・・ミス・マープルもドラマの印象がやはり強いですが、ミス・マープルは他の女優さんでも出来そうな気がしますし
このように原作とドラマが完全にごちゃまぜな私の頭での判断ですが、まずマープルものより、ポアロものが好き。そして、ポアロものでは掟破りの「オリエント急行」が秀逸ですが、ここは最後の「カーテン」押しでいきたいと思います。
題名がカーテンてのがいいですね。ポアロの終幕にはピッタリ!相棒のヘイスティングスも健在で、ときどき見当違いでポアロに諌められるのも相変わらずで、ニンマリしてしまいます。ただ、2人とも高齢化していて、少しヨタヨタした感じです。頭はしっかりしてるんですけどねぇ。
賛否両論がある作品ですが、それはポアロの「殺人は許されない」という信念から外れたことが起こるから。そういう意味では、「オリエント急行」もこの信念から外れていますよね・・・視点は対極になりますけど。ポアロの根本にある悪を許せない気持ちと、人々を思いやる気持ちはゆるぎないので、私は好きなんですけどね。皆様はいかがでしょうか?


カーテン(クリスティー文庫)
早川書房
アガサ・クリスティー

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